ショップスタッフコーディネートに求められているもの
自分がファッションECを運営しているので、たまにはその辺についても書いておこうかと...少し前の話になりますが、とうとうZOZOTOWNまでも、ショップスタッフコーディネートをユーザーに提供するようになりました。一昔前まで、オフィシャルサイトだけが持てるコンテンツとして、モール型ECと差別化をはかるためのコンテンツだったのに...。
ファッション要素の1つとして組み合わせは重要な1つであり、その組み合わせのバランスによってアイテムの見え方も違ってくるので、コーディネートの提案は今やファッションECでは必須コンテンツになっている。ただ、ここがモデルではなく、スタッフというところにポイントがある。
ユーザーが求めているのは、スタイリストが考えて、モデルが着ているコーディネートではなく、スタッフが考えてスタッフが着たコーディネート...これにはどういう意味があるのかというと...ユーザー全てがモデルさんのような体型はしていない。もちろんぽっちゃりした人もいれば、身長が低い人もいる。そういった様々な人間の体型によるコーディネート提案はスタッフコーディネートでしか補えない。ユーザーが求めているのは、単純に自分と同じような身長、体型の人が着た感じを見たいからというものなんです。
もちろん、見せ方も重要。意図的にコーディネートを訴求しやすい画像になっていなければいけないし、提案しているコーディネートのそばに、「おすすめのコ-ディネ-ション」として使用したアイテムへの導線も外してはいけない。
私はコーディネートされた商品写真を見ているとメインの商品に組み合わされているアイテムがなんだかよく見えてきたりしてしまうことって多々あって、この地味だけど実は便利な導線はサイト内滞在時間に効果がもありそう。
ショップスタッフという身近なところから、生まれるコンテンツ....今後、ここからの広がりは注目していかなきゃいけないと思います。