何でもノオト

日々思ったことを綴っていきます。

それでも私はやってみたい。

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「それでも私はやってみたい」...マイナビ転職のCMですね。

今年初めからエージェント利用して転職活動を行っていましたが、なかなかうまくいかずに活動半ば心折れそうになってました。やはりエージェントを使用した転職活動は採用にコストが発生するため、企業側と完全にマッチ、もしくは望んでいる人材以上のものを求められます。

もちろん同じスキルで若い人間がいれば、そちらを選択するわけで、もはや中年レベルの私にかなりハードルが高いものでした。

そんな心折れそうな時、自分にまさにぴったりの企業からオファーをいただき、内定が決定しました。チャンスというののは、いつ、どのタイミングでやってくるのか本当に分からないものですね。

現職に勤めてちょうど3年....ECのフルフィルサービス及び、Webマーケティング支援、ECサイトの運営ディレクターとして色んな事を学ばせてもらいました。もちろん制作ディレクターとしても何度かプロジェクトに関わり、0からサービスを作り上げる体験も致しました。

前職はワイングッズのEコマースサイトの運営ディレクターを約8年行っていたため、クライアントのために戦略を考えるよりも、エンドユーザーのために戦略を考え、自社サービスの運営をしたいという欲求が強くなってきたんです。

来年より新規事業プロデューサーとして、新事業の軸となりサービスを運営していけることになりそうです。軸というよりも、ほぼ1人で全て回していかなきゃいけないので、なかなかのプレッシャーではありますが、今からワクワクが止まりません。

これまで出版、ワイン、Eコマースと様々なことに取り組んで勉強してきましたが、2014年はそれぞれが全て繋がっていく事になりそうです。

美容室のUXが素晴らしいじゃないか

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 ※写真は親友が経営するHair Salon Rootsより

髪を切るということ」を読んで衝撃が走りました。身近なところにUXデザインの良い例があるじゃないかと...。たしかにそうなんですよね。僕も少しだけ美容師として働いていた経験があるから分かるけど、美容室でのお客様の扱いっていったら、そりゃディズニーランドといい勝負できるんじゃないかってくらい、手厚いサービスなんです。

身近にそんな良い例がある事をすっかり忘れていました。

自分がサービスを提供する側だと、様々なパターンを考えて提供するのに、いざ自分がサービスを受ける側に立った時に相手はどんなサービスを提供してくるのか...当たり前のように行われてるサービス1つ1つに目を向けていかなきゃいけないなぁ。

ソーシャルメディア運営について思うこと...

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やっぱりソーシャルメディアについての理解とは難しいらしい。先日も、とある企業様に訪問した際、ソーシャルメディアを利用しての集客について話したところ、「そんなに効果ないでしょ....」と、いきなり叩かれちまった。

ソーシャルメディアについては賛否両論あると思う。もちろん、ソーシャルメディアを利用して、うまく集客出来ている企業もあるし。でも、そういう企業って社内の人間の理解があるからこそ、効果が出ているように思う。

また、結果(売り上げ)に直接的に効果があるのか?という事を問われても困るところ...幸い、僕が運営しているECサイトは、サイト全体の訪問者数の内、twitterからの訪問者数が10%を占めている。KPIを訪問者数としているので、結果は出ているわけです。コンバージョン率云々をtwitterからの訪問者には求めてなく、あくまでもKPIは訪問者数...とにかく訪問者が増えればOKなのでこうやって続けられてて、twitterを利用してのマーケティング評価を得ているわけです。

クライアントは店舗側への効果もあるため、かなり喜んでくれているんですが、委託をうけてる弊社の社長はソーシャルメディアについての理解がないため、「効果があるように思えない」「店舗の売り上げはうちの売り上げには意味がないから」とブツブツ言っています。

そもそもソーシャルメディアを利用する理由は何か?

もっと深いところを問うと、なぜこのビジネスをしているのか?それをハッキリとした上で、ソーシャルメディアを利用すると良い効果が出てくるように思います。

ショップスタッフコーディネートに求められているもの

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自分がファッションECを運営しているので、たまにはその辺についても書いておこうかと...少し前の話になりますが、とうとうZOZOTOWNまでも、ショップスタッフコーディネートをユーザーに提供するようになりました。一昔前まで、オフィシャルサイトだけが持てるコンテンツとして、モール型ECと差別化をはかるためのコンテンツだったのに...。

ファッション要素の1つとして組み合わせは重要な1つであり、その組み合わせのバランスによってアイテムの見え方も違ってくるので、コーディネートの提案は今やファッションECでは必須コンテンツになっている。ただ、ここがモデルではなく、スタッフというところにポイントがある。

ユーザーが求めているのは、スタイリストが考えて、モデルが着ているコーディネートではなく、スタッフが考えてスタッフが着たコーディネート...これにはどういう意味があるのかというと...ユーザー全てがモデルさんのような体型はしていない。もちろんぽっちゃりした人もいれば、身長が低い人もいる。そういった様々な人間の体型によるコーディネート提案はスタッフコーディネートでしか補えない。ユーザーが求めているのは、単純に自分と同じような身長、体型の人が着た感じを見たいからというものなんです。

もちろん、見せ方も重要。意図的にコーディネートを訴求しやすい画像になっていなければいけないし、提案しているコーディネートのそばに、「おすすめのコ-ディネ-ション」として使用したアイテムへの導線も外してはいけない。

私はコーディネートされた商品写真を見ているとメインの商品に組み合わされているアイテムがなんだかよく見えてきたりしてしまうことって多々あって、この地味だけど実は便利な導線はサイト内滞在時間に効果がもありそう。

ショップスタッフという身近なところから、生まれるコンテンツ....今後、ここからの広がりは注目していかなきゃいけないと思います。

即日配送サービスは主流になりつつある

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来年、日本でも翌日配送は「もう古い」と言われているかもしれない。米国のオンラインショッピングでは、今や注文してから数時間以内の配送が当たり前になりつつある。Amazonはもちろん、他にもeBay now、Postates、Walmartなど、即日配送を取り入れている企業は増えて続けているのだ

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http://www.ebay.com/now/

eBay Nowは街全体を倉庫とみなして、サンフランシスコなどで試験的に実施されているサービス。アプリを使って欲しい商品を注文すると、配達人の人たちが、店舗の在庫から注文の品をピックアップ。そのまま注文者の自宅へ届けるという仕組み。注文後最短1時間で届けてくれるサービスだ。

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http://postmates.com

postmatesはシアトル、サンフランシスコの市内で実施可能な即配サービス。街にある店舗の在庫を全て把握しており、加盟するバイクメッセンジャーやドライバーなどと契約し、彼らの空き時間を利用して注文者へ配達する。しかも、上記で上げた市内の店で売られているランチ、食品、服飾など何でも1時間以内にお届け可能といったところが、eBay nowとは違うところ。

即配達というよりも、買い物代行と言った方が合っているかもしれない。こちらもeBayと同じく、ユーザーはアプリで商品を注文すると、専属スタッフが代わりに買って家や会社まで配達してくれる。

既にこれを実施しているのが日本の企業では「酒のカクヤス」と「アスクル」。
カクヤスは配達住所から最も近い店舗から配達させる仕組みになっていて、今年から指定出来る時間帯を1時間区切りにして、待ち時間のストレスを軽減させるサービスまで開始した。日本で最も配送に力を入れているように思います。

また、日本でも多数店舗を持つPOINTやクロスカンパニーのファッションブランドは、店舗の在庫検索機能を持っているので、配達の問題さえクリア出来ればサービスインする事が可能である。他にもクリアしなければいけない問題はあるだろうけど…。

今後は顧客の利便性を高めようと、即配は主流サービスとなっていくのではないかと思っている次第です。

B to B to Cモデルのサービスの勢力図が崩れようとしている

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いやぁ~素晴らしいサービスが出来たものですね。最近、EC業界に変化が起ころうとしています。個人的には、ここ1、2年後にはEC業界の勢力図が変わるんじゃないかなぁ~とさえ思っています。

 

その変化の主となりそうなのがSTORES.jp。

 

STORES.jpとは誰でもたったの2分でオンラインストアを開設できるオンラインサービス。

 

言わば、楽天市場の超簡易版B to B to Cモデルのサービス。昔は個人がEC作ろうもんなら、カートASPに頼るしかなかったわけですが、STORES.jpが出来た今、誰もがECを開設できるようになりました。

 

楽天市場で出店する場合、固定料金+売上に応じた従量料金で構成される。更に、もっと売れるようにと広告を出すよう、楽天の営業さんから電話の嵐…「売れるなら広告出そうかな」となれば莫大な広告費が発生します。その上、楽天市場内では販売しているモノが似ている競合相手との価格競争もあり薄利多売になり、売れてはいるが閉店していく店舗もあるほど。

 

楽天のモデルが最適とは限らないという現実がいまやってきているのです。

 

そんなB to B to Cモデルのサービスでもう1つBASEもございますが、STORES.jpの魅力的なサービスに驚いてしまいました。BASEも凄い勢いで店舗数増やしているんですが、僕はSTORES.jpの運営側への愛情が感じられるサービスがたまらなく感動しちゃったんです。

 

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説明不用の上記6つの運営サポートサービスですね。

 

こんな事、楽天市場ではやってくれません。もちろんBASEでもやっていません。

※BASEは今後行っていくかもしれませんが….。

 

もちろんECのフルフィルメントサービスをメインとしている企業でも、写真撮影や発送のサービスは他社に依頼しているところが多いですからね。なんと、それを全てSTORES.jpで行える上、無料で行ってくれるとは…これは素晴らしすぎるサービスです。ECに関わって10年以上経ちますが、こんなサービス出来ちゃったらカートASPいらないじゃん!って思っちゃいます。

 

でも、やっぱりデザイン的なところはそこまで融通が利くってわけでもなさそうなので、用意されてあるテンプレートの中から選ぶって事になりそうですが、サイトのレイアウト云々をカスタマイズ出来るようになれば、もう有名な企業もSTORES.jp使おうかな?ってなっちゃいますよ。企業向け公式STOREの導入をいち早く行うべきですね。

 

現在は個人と中小企業で店舗数が約3万店舗が集まってるとの事なので、もうそろそろプラットフォーム化するってところまで来てると思うんです。楽天市場の出店数が約4万店舗ですから…しかも、STORES.jpは既に月間50万UU、250万PVを獲得しているのであれば、次に考えるのはプラットフォーム化….そうなれば、現在のECの勢力図が変わる引き金になるんじゃないかとさえ思っています。

 

まだ6月ではありますが,STORES.jp,BASEとこの2つのB to B to Cサービスは今年もっとも伸びるであろう、そして注目すべきサービスかなと思っています。

SNS運用の自動化についてモノ申す!

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最近、SNSの使い方で上司と意見が食い違って、度々ブチ切れそうになることが…まぁ~その上司というのが一切SNSを使ってるわけでもないのに「あぁ~しろ!」「こ~しろ!」と口を酸っぱく言ってきやがる。

今回の揉め事は「SNS運用の自動化」について。

現在、某ECサイトtwitterは僕が担当している。10代後半~20代前半のユーザー1人1人の声を聞きながらコミュニケーションをとり、毎日地道に行った結果、1日2000~3000人のユーザーがtwitterから訪問してくれるようになりました。もちろん、つぶやく数によって流入数は異なるわけですが…。

僕自身、SNSは「生き物」だと思っているので、あそこで発言する内容を自動化する事にはもちろん大反対。ユーザーと唯一コミュニケーション取れる場なのに、そこを自動化なんてありえない話なんです。店舗で言うところの接客なわけです。そこを自動化しようとする企業がどこにあるでしょうか?

でも、実際多いんですよ…SNSからの来たユーザーが購入しなければ意味がないとか…そして、自分自身SNSを使用もしたことないのに、それに対してあ~だこ~だ言う輩が…まぁ~とにかく、自動化なんてありえない話。

SNSの使用方法で数々の企業が取り上げられ、僕自身何度もセミナーにも足を運びましたが、SNS内で実績作った企業は自動化なんてしてないんです。ユーザーの声に耳を傾けて、ひとつひとつ丁寧にコミュニケーションをとっている…もしくは面白おかしくコミュニケーションをとっている。この2つに限るんです。

そもそも、メールマガジンこそいまや自動化の流れになっていると思うんです。今やOne to Oneマーケティングの時代なのに、購読者全員に同じ内容のものをキーボードをセッセと叩いて作り上げる…これこそ無駄。

One to Oneマーケティングを行うならばレコメンドメールやセグメント配信など、多少は費用が掛かってもこちらの方が断然楽になるんです。

SNSでユーザーとコミュニケーションを図る…効果がすぐに目に見えるわけじゃないが、どこかで必ず1つ1つ丁寧に時間をかけてコミュニケーションを図った事が数日後のサイト訪問に繋がっているという事を、少しは理解して欲しいと思う….。